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シミックホールディングス、50億円で足利工場に新棟/注射剤の生産能力を強化

2015年10月13日

 医薬品製造のシミックHD(本社:本社:東京都港区)は8日、栃木県足利市の足利工場(シミックCMO足利株式会社)内に約50億円を投じて、新注射剤棟を建設すると発表した。

 今後の市場規模拡大が見込まれる抗がん剤領域の新薬で、高薬理活性物質や生物由来物質を主成分とする注射剤が主流となり、高度な製造技術とグローバル基準での品質管理体制が整った製造施設が求められている。

 一方、高度な製造設備と製造技術が整った注射剤の受託製造施設は少なく、BCP観点からのセカンドサイト需要や、既存設備更新を回避するためのアウトソースニーズも高まっている。

 以上を踏まえ、固形剤、注射剤の受託製造を行う足利工場では、注射剤委託ニーズに応えるため、新注射剤棟を建設するという。

■ 新工場概要

所在地:栃木県足利市久保田町588-3
投資額:約50億円
事業内容:注射剤の受託製造
着工予定:2016年10月
稼働予定:2018年末

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