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東和薬品、東日本物流センターを移転・増強/ジェネリック医薬品の拡大に対応/48億円を投資

2015年11月10日

 ジェネリック医薬品を製造する東和薬品(大阪府門真市)は9日、東日本物流センター(山形県上山市)を移転、増強すると発表した。

 2015年6月30日に「経済財政運営と改革の基本方針 2015」が閣議決定されたことを受け、当初年間125億錠の生産体制を目標とした中期経営計画を見直し、9月14日に山形工場を25億錠から65億錠の生産能力へ引き上げることを発表。今回、さらなる安定供給体制のため、生産体制だけではなく物流体制も増強することを決定した。

 現在の敷地内では両設備を増強することが困難であるため、同センターを山形市の「蔵王みはらしの丘」産業エリアへ移転。保管能力は現状の約11,500パレットから約14,000パレットまで引き上げる。

 物流体制の強化としては、西日本物流センターも2015年8月より増強のため自動倉庫の増築工事を行っている。完成後の保管能力は東日本物流センターと同じく約14,000パレットとなり、工期は2016年3月までを予定している。

■ 東日本物流センター移転概要

所在地:山形県山形市みはらしの丘5丁目1-2(「蔵王みはらしの丘」産業エリア)
投資額:約48億円
敷地面積:約58,000㎡
建築面積:約14,900㎡
保管能力:約14,000 パレット(現状約 11,500 パレット)
着工予定:2016年6月
完成予定:2017年5月
稼働予定:2017年10月

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