工場・物流施設を中心とした設備投資情報を配信

住友金属鉱山、3工場でLT/LN基板の増産/60億円を投資

2016年2月4日

 住友金属鉱山は1日、情報通信端末用SAWフィルターのチップに用いられるタンタル酸リチウム基板およびニオブ酸リチウム基板(LT/LN基板)の増産のため、100%子会社である住鉱国富電子(北海道岩内郡)、同じく100%子会社の大口電子(鹿児島県伊佐市)および青梅事業所(東京都青梅市)で生産設備を増強すると発表した。

 今回、SAWフィルターメーカー各社から増産要請が相次いでいることから、各生産拠点の生産設備を増強する。住鉱国富電子では既存の工場建屋に加え、新規に工場建屋を建設。これにより同社のLT/LN基板の生産能力は、月産40万枚に増加する。

 投資額は約60億円、今月の着工、17年9月の完成を予定する。

■ 設備投資概要(3拠点合計)

投資先:住鉱国富電子、大口電子、青梅事業所
投資額:約60億円
生産品目:タンタル酸リチウム基板およびニオブ酸リチウム基板(LT/LN基板)
生産能力:月産40万枚
着工:2016年2月
完成予定:2017年9月

このエントリーをはてなブックマークに追加