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旭化成ケミカルズ、水島製造所内に新研究棟を建設/30億円を投資

2016年3月16日

 旭化成は15日、子会社の旭化成ケミカルズ(東京都千代田区)が岡山県倉敷市にある水島製造所内に、新規技術開発および研究環境の充実を図るため、新研究棟の建設を含む研究開発施設の集約・整備拡充を決定したと発表した。

 水島製造所は、化学・プロセス研究所とモノマー・触媒研究所を中心とする研究所群を擁し、石油化学プロセス、触媒化学、有機・無機合成など独自のコア技術開発の中核拠点として様々な技術を生み出し、旭化成グループの研究開発を牽引してきた。

 現在では、研究テーマも環境・エネルギー、資源、ヘルスケアなど多岐にわたり、その規模も拡大している。

 今回の工事では、今年4月の事業持株会社制移行後のマテリアル領域における研究開発活動の広がりや、新たな研究領域に対応した機能拡充も見据え、水島製造所内のB地区およびC地区に分散していた研究拠点をC地区に集約する。

 今後、規模の拡大、研究活動インフラ設備の充実と革新技術の創出を目指し、新研究棟の建設(第一期工事)と、C地区の既存研究開発施設の整備拡充(第二期工事)を行う計画。

■ 新研究棟概要

所在地:岡山県倉敷市潮通3-13(水島製造所C地区内)
投資額:約30億円

◇第一期工事
概要:新研究棟および付帯施設の建設
延床面積:5,900㎡
構造:地上6階
着工予定:2016年7月
運用開始予定:2017年6月

◇第二期工事
概要:新研究棟に隣接する既存研究所建屋の改築および改造
着工予定:2017年7月
運用開始予定:2018年6月

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