工場・物流施設を中心とした設備投資情報を配信

中越パルプ工業、鹿児島・川内工場内にセルロースナノファイバープラント新設

2016年4月4日

 新聞用紙、印刷用紙、製紙用パルプなどを製造する中越パルプ工業(富山県高岡市)は3月31日、鹿児島県薩摩川内市にある川内工場内にセルロースナノファイバー第一期商業プラントを建設すると発表した。

 同社製造のセルロースナノファイバーは、パルプと水のみから製造した環境配慮型の製品であり、機能性として高吸着性・高強度・透明性・寸法安定性・低線熱膨張等に加え、両親媒性の特徴を備えている。

 また、自社パルプより製造した一貫製造品のため、原料となるパルプも針葉樹や広葉樹だけでなく、他社にはない特徴として国産竹も選択が可能となる。

 投資額は約12億円、生産能力は年間約100トン、2017年4月の操業開始を予定。今後、セルロースナノファイバーの市場拡大に応じて、順次設備増強を計画している。

■ 設備増強概要

所在地:鹿児島県薩摩川内市宮内町1-26(川内工場内)
投資額:約12億円
生産品目:セルロースナノファイバー
生産能力:年間約100トン
操業開始予定:2017年4月

このエントリーをはてなブックマークに追加