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クラレ、米国・テキサス工場でEVOH樹脂の生産能力増強

2016年5月12日

 クラレ(東京都千代田区)は11日、米国現地法人クラレアメリカによるEVOH樹脂(エバール)の生産能力増強を決定したと発表した。

 エバールはその優れたガスバリア性を生かし、内容物の劣化を防ぐことから食品包装用途で、また揮発ガソリンの漏洩を防止することから自動車用ガソリンタンク用途で、需要が拡大し続け、近年では農業用途、産業用途などの新用途開拓に注力している。

 需要は日米欧をはじめとする先進諸国が中心であったが、新興諸国でも需要が伸張しており、安定供給体制を維持するために、生産能力の増強が必要と判断した。

■ 設備増強概要

会社名:Kuraray America, Inc.
所在地:米国 テキサス州 ヒューストン近郊 クラレアメリカ エバール工場
主な製造品目:エバール
増強能力:年産 +11,000トン
稼働予定:2018年央

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