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堀場製作所、滋賀の新生産拠点が稼働開始

2016年5月25日

 エンジン排ガス測定装置などを製造する堀場製作所(京都府京都市)は23日、滋賀県大津市に所有する工場用地に、湖西最大の開発・生産拠点「HORIBA BIWAKO E-HARBOR」が完成し、稼働を開始したと発表した。

 延床面積は約27,500㎡で地上10階の鉄骨構造で、建設費を含めた総投資額は約120億円。

 今回、新拠点で開発・設計・生産を行うことで新製品投入の迅速化や生産の効率化を図る。

 建屋の特徴として、コミュニケーションスペースを設けた大階段SKY ATRIUMを建物中央部に配置し、階段を使って移動することで生まれるコミュニケーションを生かして情報伝達を活性化させる。また、事務所フロアを中間階に設置し、開発・設計と生産現場へ最短のアクセスを実現。設備面では、空調の排熱利用やLED照明の導入などエネルギー活用の効率化を図った環境配慮型の工場となっている。

 さらに、自動車開発試験ができる実験ラボを3部屋設置。排ガス計測試験をはじめ、エンジン、変速機、ハイブリッド用電動モーターおよびバッテリーに関する開発試験など、自動車開発に関わる幅広い試験が可能となる。

■ 新生産拠点概要

名称:HORIBA BIWAKO E-HARBOR(ホリバ ビワコ イーハーバー)
所在地:滋賀県大津市苗鹿1丁目15-1
総投資額:約120億円
敷地面積:59,694㎡
建屋面積:6,988㎡
延床面積:27,543㎡
構造:地上10階建て 鉄骨構造
目的:測定機器の開発・設計・組立および調整検査
予定従業員:約600名(パート、外部の従業員含む)
着工:2014年4月24日
稼働開始:2016年5月23日

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