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日本ゼオン、水島工場の設備増強工事が完工

2016年7月15日

 日本ゼオン(東京都千代田区)は12日、水島工場で粘・接着剤の主原料となる熱可塑性エラストマー(製品名:Quintac®)の生産能力を42,000トンから60,000トンへの増強工事を完工したと発表した。

 併せて熱可塑性透明樹脂シクロオレフィンポリマー(製品名:ZEONEX®、ZEONOR®)の生産能力を年産31,000トンから37,000トンへの増強工事を完工させ、それぞれ7月11日、12日に竣工式を執り行った。

 いずれもC5留分の総合利用から同社の独創的技術で事業化され、独自の事業形成を築いてきた製品であり、既存用途拡大による生産量の増加や、新規製品への展開を見込んでいる。

■ 設備増強概要

所在地:岡山県倉敷市児島塩生字新浜2767-1(水島工場内)
生産品目:熱可塑性エラストマー(製品名:Quintac®)
    :熱可塑性透明樹脂シクロオレフィンポリマー(製品名:ZEONEX®、ZEONOR®)
生産能力:60,000トン(Quintac®)
    :37,000トン(ZEONEX®、ZEONOR®)
竣工:2016年7月11、12日

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