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ナイス、CLT採用の仙台物流センター事務所棟を着工

2016年7月29日

 住宅建築用資材の国内流通・輸入販売事業を手掛けるナイス(神奈川県横浜市)は21日、仙台物流センター事務所棟が着工したと発表した。

 同社は、宮城県多賀城市の旧仙台物流センターの事務所棟が東日本大震災の津波により壊滅的な被害を受け、震災直後より仮設事務所にて業務を行っていたことから新築工事を計画していた。

 事務所棟は、宮城県初となるCLT(直交集成板)を採用。CLTには全て宮城県産のスギ材を用いている。

 計画では、CLTと鉄筋コンクリート(RC)造とのハイブリッド構造とし、コア部分となる階段室をRC造に、壁や床、天井にCLTを採用。平面上での混構造は日本初となる。

 さらに、CLTの断面を内装に生かし、木質感あふれる空間を演出した計画としている。そのため、木質系断熱材による外断熱工法とし、接合部には引きボルトを使わずに外部の側面からプレートで固定する工法を新たに考案し採用した。

 大規模建築物の木造化に向けて、今後は防火区画設置の必要性からCLTと異素材との組み合わせ技術が求められる中、同工事を通じてCLTとRCとの組み合わせ技術を検証し、CLTの普及に貢献していく。

■ 施設概要

所在地:宮城県多賀城市宮内1-10-1
建築面積:約187㎡
延床面積:約356㎡
構造:木造(CLT)+鉄筋コンクリート造 2階建て
CLT使用材積:約146m3(全て宮城県産スギ材)
設計・施工:ナイス建設事業本部
構造設計:木構造建築センター
着工日:2016年7月21日
竣工予定:2017年3月

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