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堀場製作所、熊本・阿蘇工場内に新工場/16年12月の着工

2016年8月12日

 堀場製作所は7月30日、子会社の堀場エステック(京都府京都市)が、主力製品の半導体製造装置用のガス・液体制御機器(マスフローコントローラー)や、堀場製作所の血液検査装置などの医用分野製品を生産する阿蘇工場(熊本県西原村)の拡張を決定したと発表した。

 今回の増設は、過去最大規模の増床(約7,000㎡)となる。2016年12月に着工し、2017年夏に竣工を予定する。

 近年、IoT(モノのインターネット)市場の拡大に伴い、通信用・演算用半導体チップや画像認識用チップをはじめとした各種の小型センサーの需要が急激に増加していることから工場の増設を決めた。

 新工場では、大型クリーンルームを備え、半導体産業向け高機能モデルやハイテク産業向け量販型のMFCを生産する。部材入庫から製品出荷まで一貫の生産ラインを構築する。

 生産効率を最大限まで引上げ、2倍の生産能力を実現する。日本でのものづくりにこだわり、高品質・スピードを追求した生産体制を目指す。

■ 新工場概要

所在地:熊本県阿蘇郡西原村大字鳥子字講米畑358-11(阿蘇工場内)
建屋面積:6,130㎡
延床面積:7,010㎡
構造:地上1階建て(一部2階建て)
生産品目:導体産業向け高機能モデルやハイテク産業向け量販型のMFC
着工予定:2016年12月
竣工予定:2017年夏

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