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浜松ホトニクス、静岡の都田製作所第3棟が着工/投資額は40億円

2016年10月12日

 光関連の電子部品・電子機器製造の浜松ホトニクス(静岡県浜松市)は7日、都田製作所第3棟の建設に着手すると発表した。

 新棟建設の地鎮祭は10月12日に執り行い、2017年10月に竣工予定。

 今後拡大が期待される赤外光応用市場に向けて化合物光半導体素子の生産能力を強化するため新棟を建設する。

 同社は現在、複数の拠点で化合物光半導体素子を製造しているが、新棟に素子の性能を大きく左右する前工程(エピタキシャル成長、加工プロセス)を集約し、蓄積してきた独自の製造ノウハウを融合させる。

 また、自動化の推進および最新の生産管理システム導入で生産性を高めて、全社の生産能力を2インチウエハ換算で月産1,000枚から月産2,000枚に増強する。新設備により、高性能、高品質な化合物光半導体素子を高い生産性で市場に供給することが可能となる。

■ 新棟概要

名称:都田製作所第3棟
所在地:静岡県浜松市北区新都田1-8-3(都田製作所第1棟西側)
総工費:約40億円
建築面積:3,775㎡
延床面積:9,925㎡(内クリーンルーム 約4,400㎡)
構造:鉄骨3階建(免震構造)
施設構成:工場棟
     1階玄関、資材受入、出荷、生産室(クリーンルーム クラス 10,000)
     2階製造事務所、休憩室、生産室(クリーンルーム クラス 10,000)
     3階 検査・測定室、会議室、生産室(クリーンルーム クラス 10,000)
    :付属棟
     1階 機械室
収容人員:約100名
生産品目:化合物光半導体素子
生産能力:2インチウエハ換算 月産2000枚
着工:2016年10月
竣工予定:2017年10月
稼働予定:2018年4月

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