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住友金属鉱山、磯浦工場・播磨事業所でニッケル酸リチウムの増産/180億円投資

2016年10月27日

 住友金属鉱山(東京都港区)は26日、車載用二次電池の需要拡大に対応するため、ニッケル酸リチウムの生産設備の追加増強投資を行うと発表した。

 世界の自動車市場では、電気自動車、プラグインハイブリッド自動車、ハイブリッド自動車など環境へ配慮した次世代自動車の普及が進んでいると同時に、長距離走行が可能な車両の開発が求められており、高性能の二次電池へのニーズが高まっている。

 同社は、パナソニックと共同で開発した二次電池用正極材料(高性能ニッケル酸リチウム)の生産拡大を進めてきたが、今回、パナソニックのリチウムイオン二次電池生産拡大に伴い、磯浦工場(愛媛県新居浜市)、播磨事業所(兵庫県加古郡播磨町)でニッケル酸リチウムの生産設備の増強を行う。

 設備投資額は総額約180億円で、2018年1月完成を予定。増産により同社のニッケル酸リチウムの生産能力は、現在の1,850トン/月から3,550トン/月に増加する。

■ 設備投資概要

所在地:愛媛県新居浜市磯浦町17-3(磯浦工場)
   :兵庫県加古郡播磨町宮西346-4(播磨事業所)
投資額:総額約180億円
生産品目:ニッケル酸リチウム
生産能力:1,850トン/月から3,550トン/月に増加
完成予定:2018年1月

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