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シチズン時計マニュファクチャリング、ミヨタ佐久工場が竣工

2016年12月5日

 シチズン時計は2日、子会社のシチズン時計マニュファクチャリング(埼玉県所沢市)が長野県佐久市で建設を進めてきたミヨタ佐久工場が竣工したと発表した。

 新工場は、これまでグループ各社に分散していたムーブメント(時計の駆動装置)の製造ライン集約を目的に、土地を取得して建設。シチズン時計の国内の時計工場としては約50年ぶりの新工場となる。

 設備は各工程を1フロアに集約することで、リードタイムの短縮による更なる生産性の向上と、品質管理の強化を図る。

 また、これまで3工場に分散していた約50本の自動化製造ラインを新工場に集約する予定で、約20,000㎡のスペースに製造ラインが並ぶ、世界最大級のムーブメント組立工場となる。

 工場の外壁は円形で、上空から全体を見ると時計をイメージしたデザインになっている。また、外周や敷地内に多くの緑地を設け、環境にも配慮している。さらに、工場見学スペースも設けており、「魅せる工場」を目指す。

 2016年12月より順次稼働を開始し、製造ラインの移管が完了する2018年春に完全稼働する予定。

■ 新工場概要

名称:ミヨタ佐久工場
所在地 :長野県佐久市根々井113-1
投資額:約55億円
敷地面積:83,192㎡
延床面積:20,739㎡
生産品目:腕時計用ムーブメント(駆動装置)、腕時計
従業員数:300名 (今後段階的に50名 新規採用予定)
生産開始:2016年12月
移管完成:2018年春

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