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出光興産、韓国有機EL工場の生産設備増強

2016年12月9日

 出光興産(東京都千代田区)は8日、韓国子会社の出光電子材料韓国が有機EL材料製造装置の生産能力を増強すると発表した。

 近年、スマートフォン・大型TVへの有機ELディスプレイ採用が進んでおり、今後、車載ディスプレイ等への普及が想定されていることから、有機EL材料の需要拡大に対応するため、製造能力増強を行う。

 増強により、年間生産能力を5tから8tまで引き上げる。御前崎製造所と合わせ、同社グループ全体の年間生産能力は10tとなる。2016年12月の着工、2017年度上期中の完工を目指す。

 あわせて評価装置の増設も行い、顧客の要望に対応し、迅速かつ効果的な開発提案につなげる。

■ 設備投資概要

所在地:大韓民国京畿道坡州市
事業内容:有機EL材料の製造
生産能力:5t/年を8t/年まで増強
着工予定:2016年12月
完工予定:2017年度上期中

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