パナソニック、米国・バッファロー工場で太陽電池セルとモジュールの生産/テスラと合意へ
2016年12月28日
パナソニック(大阪府門真市)は27日、テスラモーターズとニューヨーク州バッファロー工場で太陽電池セルとモジュールの生産を開始することで合意したと発表した。
太陽電池モジュールの生産は2017年夏に開始する予定で、2019年までに1GWの生産能力に拡大する。
高効率太陽電池セルとモジュールは、ソーラールーフ以外の製品向けのソーラーパネルの生産に使用される。また、ソーラールーフの生産が開始する際は、テスラの生産する各種ソーラールーフ用ガラスタイルにもパナソニックのセルが使用される。これらのソーラー製品は、テスラのエネルギーストレージ製品である「パワーウォール」や「パワーパック」とシームレスに統合するという。
今後、テスラとパナソニックが生産を開始すると同時に、バッファロー工場はアメリカにおけるテスラの生産基盤を拡大し続け、数千人の雇用を生む。テスラはバッファローで製造業500人以上、合計1,400人以上の雇用を生むというソーラーシティのコミットメントを改めて表明した。
また、パナソニックは、太陽光発電の技術力、製造力を持ち、テスラと協力して、カリフォルニア州フリーモントにあるソーラーシティの施設で、次世代太陽電池技術を開発する計画。
契約の一環として、パナソニックはバッファロー工場で必要な投資の一部を負担し、テスラはパナソニックから、工場で生産された太陽電池を長期間にわたり購入する。
■ 概要
所在地:米国・ニューヨーク州 バッファロー工場
生産能力:2019年までに1GW
生産予定:2017年夏