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花王、インドネシアに脂肪酸製造の合弁会社設立

2016年12月29日

 花王(東京都中央区)は28日、インドネシアにApical Group Limitedとともに、脂肪酸製造会社PT Apical Kao Chemicalsを設立することで合意したと発表した。

 油脂原料が豊富なインドネシアに、フィリピン、マレーシアに続いて油脂製品の生産拠点を確立する。現地にプランテーションを保有し油脂の製造を手掛けるApicalグループと組むことで、今まで以上に油脂原料の安定調達が可能となる。

 グループにおける生産拠点の最適化を図り、競争力のある油脂製品を製造し安定供給を推進することで、花王グループのケミカル事業の拡大と収益力向上の基盤とする計画。

■ 設立会社概要

会社名:PT Apical Kao Chemicals
所在地:インドネシア スマトラ島Riau州Dumai市
設立:2017年1月(予定)
資本金:設立時25百万米ドル(順次増資予定)
出資比率:Apicalグループ 65%、花王(株) 35%
敷地面積:約44,000㎡(予定)
製造品目:脂肪酸
脂肪酸製造設備能力:約10万トン/年
操業開始予定:2019年

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