東レ、タイに三井製糖と合弁会社設立

2017年1月6日

 東レ(東京都中央区)は5日、製糖工場で発生する余剰バガス(サトウキビを搾汁した後に残る固形物)を原料として、各種バイオ化学品生産の共通原料となるセルロース糖を製造する技術実証を行うため、三井製糖との合弁会社をタイに設立すると発表した。

 実証プラントの設備能力は、バガス15t/日(乾燥重量)であり、粉砕・前処理、酵素糖化、膜分離工程を経て、約4.2t/日のセルロース糖を製造する。

 プラントでは、東レの水処理分離膜を活用した糖濃縮精製技術により、省エネルギーを実現しながら高品質なセルロース糖を製造することが可能となる。

 セルロース糖は、エタノール、乳酸、コハク酸などの各種バイオ化学品製造の共通原料として使用できるため、未利用バガスからバイオ化学品への新たなサプライチェーンを実現する。

 また、実証プラントでは、セルロース糖に加え、飼料等へ展開可能なポリフェノールやオリゴ糖を同一原料・同一プロセスにて併産することにより、バガス利用の経済性を高めることも可能であり、実証事業を通じて、事業化検討を進めていく。

■ 新会社概要

会社名:Cellulosic Biomass Technology Co., Ltd. (略称:CBT)
所在地:本社 タイ王国バンコク市 事業所 タイ王国ウドンタニ県
設立時期:2017年1月
資本金:680百万バーツ
出資額:東レグループ 456百万バーツ(出資比率67%)
   :三井製糖 224百万バーツ(出資比率33%)
事業内容:膜利用糖化プロセスの技術実証

このエントリーをはてなブックマークに追加
関連ニュース
最新ニュース
記事検索
アクセスランキング
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
施設別検索
月間アーカイブ