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遠藤製作所、タイの工場を移転集約

2017年1月23日

 ゴルフクラブヘッド、ステンレス製品などを製造する遠藤製作所(新潟県燕市)は19日、タイ子会社のENDO THAI CO.,LTD.(以下:エンドウタイ社)のイーグル工場(ゴルフアイアンヘッド生産工場)をストーク工場(メタルウッドヘッド生産工場)へ移転集約すると発表した。

 同社は、ゴルフ事業において、生産の拡大・事業基盤の強化のため、初の海外進出となるエンドウタイ社によるイーグル工場を1990年に新設し、アイアンヘッドの生産を行っていたが、近年は工場建物・設備等の老朽化が進んでいた。

 一方、ストーク工場は、メタルウッドヘッドのOEMを縮小し、同社のオリジナルブランド「エポンゴルフ」に生産を特化しているが、工場の維持費用に見合った建物・設備等の有効活用が課題となっていた。

 今回、「選択と集中」の観点から生産体制の最適化・効率化、経営資源の有効活用を図るため、ストーク工場を一部改修・増床を行ったうえで、イーグル工場を移転集約し、同工場は閉鎖することとした。

 今後は、17年3月にストーク工場の改修・増床工事の着工し、同年12月末にイーグル工場を閉鎖する。18年1月には移転集約化が完了し、新ストーク工場を全面稼働させる予定。また、閉鎖するイーグル工場の土地・建物について、今後の活用方法は検討中だとしている。

■ 移転集約予定

移転集約化の開始、ストーク工場の改修・増床工事の着工:2017年3月
イーグル工場閉鎖予定:2017年12月末
完了予定(新ストーク工場全面稼働):2018年1月

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