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大和ハウス工業、山口県に産業団地「防府第二テクノタウン」を開発

2017年8月23日

 大和ハウス工業(大阪市北区)は22日、防府市と産業団地造成に伴う協力協定書を締結したと発表した。

 場所は、山口県防府市大字浜方字三ノ枡534番、535番。投資額は約90億円(土地と建物)。総事業面積は約22haで、販売予定面積は約20ha。2018年1月頃の造成工事開始、2019年11月頃の造成工事完了を予定している。

 開発地は、山陽自動車道「防府西インターチェンジ」から約7kmと近接しており、中国・四国地域だけでなく、関西・九州地域へのアクセスも容易。また、JR山陽本線「防府駅」から約7.2kmに位置しているため、職住近接の就労環境も整っている。

 また、5km圏内には、マツダの防府工場(中関地区)やブリヂストンの防府工場、協和発酵バイオの山口事業所防府などが集積しているため、各関連企業の誘致として最適な場所となっており、工場の生産活動に利用される水資源が豊富であることも特長となっている。

 さらに、2014年度の山口県における発貨物輸送機関割合は自動車が60.9%、海運が38.7%であり、山口県の海運比率は全国平均(10.7%)と比べて高くなっている。こうした中で、「(仮称)防府第二テクノタウン」は、重要港湾に指定された三田尻中関港にもアクセスしやすいため、海運輸送を中心とする企業から市内中心部へのアクセスを主とする企業まで幅広いニーズに対応できる。

■ 産業団地概要

名称:「(仮称)防府第二テクノタウン」
所在地:山口県防府市大字浜方字三ノ枡534番、535番
投資額:約90億円(土地と建物)
総事業面積:約22ha(「MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島」の約9.5倍)
販売予定面積:約20ha

◇ 事業スケジュール
土地売買契約締結:2017年6月16日
土地決済、所有権移転:2017年7月18日
山口県防府市との協力協定締結:2017年8月22日
許認可取得予定:2018年1月頃
造成工事開始・第1期販売開始予定:2018年1月頃
造成工事完了予定:2019年11月頃

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