工場・物流施設を中心とした設備投資情報を配信

豊田合成、佐賀工場で自動車部品の生産開始/35億円で生産設備入れ替え

2017年9月25日

 豊田合成(愛知県清須市)は22日、2016年9月末にLEDの生産を休止していた佐賀工場で自動車部品の生産を開始すると発表した。

 今回、約35億円を投じて生産設備を導入し、自動車の安全性を向上させる「ミリ波レーダ対応エンブレム」と「エアバッグ用ガス発生装置」の生産を開始する。2018年5月に生産を始め、2020年度までに生産ラインを順次稼働させる予定。

 ミリ波レーダ対応エンブレムは、安全運転支援システムに用いられるミリ波レーダの電波を遮らない特殊なエンブレムであり、自動運転技術の拡大に伴い搭載が伸びている。またエアバッグ用ガス発生装置は、世界各地域での安全規制の強化に伴うエアバッグの生産拡大により必要数が増えているとしている。

■ 設備投資概要

所在地:佐賀県武雄市若木町大字川古9966番地9(佐賀工場)
投資額:約35億円
生産品目:ミリ波レーダ対応エンブレム、エアバッグ用ガス発生装置
従業員数:約50名(2017年度末予定)
    :約100名(2020年度末予定)
生産開始予定:2018年5月

このエントリーをはてなブックマークに追加