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三菱ケミカル、中国で光学用ポリエステルフィルムの生産設備増強

2017年11月27日

 三菱ケミカル(東京都千代田区)は24日、中国で液晶テレビの偏光板向けリリースフィルムを製造する三菱ケミカル光学フィルム(無錫)社(以下:MPFW社)が、生産能力増強のための新規設備を導入すると発表した。

 投資額は約15億円で、2019年4月の商業生産開始を予定している。

 中国で液晶パネルの新工場が相次ぎ建設されるなか、同社は、液晶用バックライト部材等に使われるポリエステルフィルムを現地生産することを目的に、三菱ケミカルポリエステルフィルム(蘇州)社(以下:MPFS)を設立し、2013年より生産を開始した。

 一方、液晶部材のひとつである偏光板についても、ポリエステルフィルム(原反)に加工を施した偏光板向けリリースフィルム等を、中国の偏光板メーカーに対して供給することを目的に、MPFW社を設立し、2015年から商業生産を開始しているが、近年、中国で液晶ディスプレイの需要・生産がさらに拡大していることから、同社はMPFW社の生産能力を増強し現地需要に対応する。

■ 設備投資概要

会社名:三菱化学光学薄膜(无锡)有限公司
所在地:中国・江蘇省無錫市无锡新区新畅南路20号
投資額:約15億円
生産品目:光学用ポリエステルフィルム
商業生産開始予定:2019年4月

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