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住友化学、中国に半導体用高純度ケミカルの新工場

2017年11月28日

 住友化学(大阪市中央区)は27日、中国子会社の住化電子材料科技(常州)有限公司が半導体用高純度ケミカル工場の建設を開始したと発表した。

 住友化学は2001年に上海で光学機能性フィルムの加工・販売拠点を設立して以降、顧客ニーズに対応する為、北京や無錫をはじめ中国8拠点で情報電子化学事業を展開しており、現在は液晶パネル用の偏光フィルムや半導体用の高純度ケミカルなどの製造販売を行っている。

 半導体用高純度ケミカルは、半導体の微細加工工程において、精密洗浄などに用いられている。中国における情報電子機器の需要増加や半導体産業の拡大を背景に、各半導体メーカーはラインの増強計画を打ち出しており、半導体用高純度ケミカルについても大幅な需要拡大が見込まれることから、新工場の建設を決定した。

 中国での半導体用高純度ケミカル工場の設立は西安に続く2拠点目となり、新工場での量産開始は2019年3月を予定している。

■ 新工場概要

会社名:住化電子材料科技(常州)有限公司
所在地:中国・江蘇省常州国家高新区内
事業内容:過酸化水素水、硫酸、イソプロピルアルコール等の製造販売
着工:2017年11月
量産開始予定:2019年3月

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