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エア・ウォーター・プラントエンジニアリング、堺市に機器製作工場

2017年12月21日

 エア・ウォーター(大阪市中央区)は18日、グループ会社でガス設備機器の製造販売を行うエア・ウォーター・プラントエンジニアリング(大阪府堺市)が堺事業所内で建設を進めていた堺製作所(機器製作工場)が完成したと発表した。

 現在、同社グループのエンジニアリング事業は、北海道を除き、播磨製作所(兵庫県加古川市)と堺製作所の2拠点で設備機器の製作を行っている。

 今回、機器製作工場の竣工に合わせて、分散していた製作拠点を堺製作所に統合するとともに、これまでスペース上の制約からグループ外に委託していた外注品の内製化を進めることで、空気分離装置などのコア事業における価格競争力と商品開発力の向上に取り組む。

 また、堺製作所では、成長分野であるLNG関連機器の製作インフラを整備するとともに、先行して同分野の機器製作を行っている札幌製作所(北海道石狩市)と連携することで、国内における機器製作体制を強化する。

■ 新工場概要

所在地:大阪府堺市西区築港新町2丁6番地40(堺事業所構内)
投資額:約16億円
建築面積:3,590㎡
構造:地上1階建
制作品目:深冷空気分離装置(VSU、V1、V2、V3)および附属ユニット、PSA方式ガス発生装置、ガスアプリケーション装置(クイックスノー、大気圧プラズマ装置、脱酸素装置他)、超低温液化ガス貯槽・超低温液化ガスポンプなどの超低温機器、LNG関連機器、CMPスラリー供給装置、エレクトロニクス向け特殊ガス供給装置 他
主要設備:ホイストクレーン(30t×3台、20t×4台、10t×1台)、門型クレーン(4.8t×1台)、ベンディングローラー、プラズマアーク溶接機、その他計測機器・試験設備
竣工:2017年12月

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