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トレード、京都府南山城村にきのこ工場建設

2017年12月27日

 野菜の流通事業を展開するトレード(京都府京都市)は22日、京都府相楽郡南山城村にきのこ工場を建設すると発表した。

 同社は2012年より京野菜ブランド「洛市」を展開し、取扱店舗と商品数を広げてきた。特に九条ねぎ、小松菜、生椎茸などの商品は人気が高く、ニーズに応じた安定的な供給が課題となっている。

 その背景として、農業従事者の減少による農業生産量の低下などもあり、農業が抱える社会的な問題が顕在化している。そこで、安定的な農業生産システムの構築を目指し、生産事業を開始。

 2016年より研究施設として京都府宇治市に「京都きのこ研究所」を設立し、独自の栽培技術の開発を行ってきた。今回、本格的な生産体制の構築のため、きのこ工場の建設を決定した。

■ 新工場概要

名称:きのこ工場(仮)
所在地:京都府相楽郡南山城村北大河原殿田117番地 他
開発面積:約8,000㎡
建築面積:約3,300㎡
工場タイプ:菌床しいたけ栽培施設
栽培品目:しいたけ
生産規模:800kg/日(292t/年)以上、12万菌床/年以上
従業員数:30名
着工予定:2019年
稼動・出荷予定:2020年

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