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松菱金属工業、埼玉県飯能市に新工場建設/投資額72億円

2018年1月18日

 磨棒鋼、冷間圧造用鋼線の製造を行う松菱金属工業(東京都羽村市)は11日、埼玉県飯能市に新工場を建設すると発表した。

 同社主力工場である第一工場は操業開始から55年が経過し、基幹設備の更新が必要となっていたが、現立地では土地面積の制約等により更新が難しいことから、今回、新工場建設による全面リフレッシュを決定した。

 設備は、最新技術を装備した自動酸洗・連続熱処理炉、AGV(無人搬送車)、立体倉庫新設による物流改善・品質改善(フォークリフトレス化)を図る。加えて、新工場を含めた各工場における伸線機・抽伸機の効率的再配置を行う。

 新工場では、現状の基本仕様を前提に、CH鋼線の表面疵・被膜性状や磨棒の寸法・真直性など品質の大幅改善を目指す。なお、東京都羽村市の第一工場については、新工場が稼動し生産移管が完了した時点で生産を終了する予定。

■ 新工場概要

名称:飯能工場(仮称)
所在地:埼玉県飯能市茜台二丁目
投資額:72億円(土地を除く)
敷地面積:127,000㎡
着工予定:2018年度上期中
稼働開始予定:2019年度中(第一工場は飯能工場との並行稼動を経て、2020年度中に生産終了予定)

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