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キリンビール、名古屋工場にRTD製造ライン増設/50億円投資

2018年1月30日

 キリンビール(東京都中野区)は29日、名古屋工場にRTD(Ready to Drink:栓を開けてそのまま飲める低アルコール飲料)製造ラインを増設すると発表した。

 今回、約50億円を投資じて調合設備・充填設備を導入する。最新の技術によりITを活用した生産性の向上も図る。中部圏にRTDの製造拠点を追加することにより、RTD販売量の増加に伴う東西消費地の需要に対応できる生産体制を構築する。

 設備は、少人数オペレーションを実現するための設備レイアウトと設備仕様を検討。関連する技術を導入することで生産性の向上を図る。

 また、個々の設備、機器のランニングデータ、稼働状況、トラブルの履歴などの情報を収集・蓄積するなどIT通信インフラの整備を行い、品質管理、工程管理、メンテナンスに活用できる環境を整備する。

■ 設備投資概要

所在地:愛知県清須市寺野花笠100(名古屋工場)
投資額:約50億円
導入設備:調合設備・充填設備
製造対象商品:「キリン 氷結」などRTD主要商品
製造能力:約100,000KL(2020年予定)
稼働開始予定:2019年5月

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