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三井金属、積層セラミックコンデンサ向け銅超微粉の設備増強

2018年2月6日

 三井金属鉱業(東京都品川区)は1日、積層セラミックコンデンサ(MLCC)向け銅超微粉の生産能力を約40%増強すると発表した。

 同社が製造する銅超微粉は主に電子材料用として、粒子径、粒度分布、形状、表面処理等の「粉体制御技術」を活かした高機能の銅粉を製造しており、電子部品の電極用や配線用等に幅広く採用されている。

 近年、主にスマートフォンの高機能化によるMLCC搭載個数が増え、銅超微粉の需要も増加していることに加え、家電や産業界でのIoT化や自動車のADAS(先進運転支援システム)等による電装化の進展が予想されることから、MLCCの需要増が見込まれている。

 今回、銅超微粉を製造する彦島製錬(株)機能粉工場に新たに銅超微粉の製造ラインを増設。稼働開始は2018年9月を予定している。

■ 設備投資概要

会社名:彦島製錬(株)
所在地:山口県下関市彦島西山町1-1-1(機能粉工場)
増産品目:積層セラミックコンデンサ(MLCC)向け銅超微粉
生産能力:約40%増強
稼働開始予定:2018年9月

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