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シスメックス、180億円でバイオ診断薬センター建設/神戸市西区

2018年5月9日

 医療機器メーカーのシスメックス(兵庫県神戸市)は8日、神戸市西区の西神工業団地にバイオ診断薬センターを建設すると発表した。

 投資額は180億円。敷地約29,400㎡に延床面積約41,000㎡の建屋を建設。バイオ診断薬(タンパク質や生物由来の原料を使用した診断薬)の原料調達・開発・生産・物流を一貫して行う。

 新センターでは、細胞培養、カイコ系遺伝子組換えタンパク質、微生物系遺伝子組換えタンパク質などの多様な原料の開発を自社で行うことで、原料の安定確保を実現する。

 また、隣接するシスメックス テクノパークと連携することで、新たな検査項目の開発を加速させ、診断薬の開発から試作、量産化までの技術開発を一貫して行うことで、安定した品質の診断薬を迅速に市場導入する。

 さらに、生産、物流においてはデジタル化を進め、先進の自動化設備を最短の作業動線でレイアウトすることにより、生産リードタイムを大幅に短縮。また市場における診断薬消費量に連動した生産を実現し、サプライチェーンの各機能の連携を強化する。

■ 新工場概要

所在地:兵庫県神戸市西区高塚台
投資額:180億円
敷地面積:約29,400㎡
延床面積:約41,000㎡
生産品目:バイオ診断薬(タンパク質や生物由来の原料を使用した診断薬)
環境配慮:庇・ルーバーによる熱負荷の低減と建築デザインの融合を目指した環境配慮設計施設。トップランナー基準の高効率電気・空調設備や熱回収高効率空調システムの導入による省エネルギーの実現。神戸市建築物総合環境性能評価制度(CASBEE神戸)「Sランク」取得予定
稼働開始予定:2019年4月

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