工場・物流施設を中心とした設備投資情報を配信

日本ゼオン、川崎工場で水素化ニトリルゴム増産

2018年5月14日

 日本ゼオン(東京都千代田区)はこのほど、ニトリルゴム「特殊架橋タイプZetpol」の事業拡大に向け、川崎工場の乾燥能力を増強すると発表した。

 「Zetpol」は、耐油性の高いニトリルゴムを水素化することにより耐熱性を高めた特殊ゴムで、高岡工場、川崎工場、Zeon Chemicals L.P.テキサス工場(米国)の3拠点で製造されている。

 このうち川崎工場では、旧来の「Zetpol」より耐熱性を10℃以上向上させた「特殊架橋タイプZetpol」を生産しており、高温領域で使用されるフッ素ゴムからの代替需要を中心に採用が進んでいる。

 今回、自動車の重要保安部品への採用が進む「特殊架橋タイプZetpol」の設備増強により、拡大する需要に対応する。

■ 設備投資概要

所在地:神奈川県川崎市川崎区夜光1-2-1(川崎工場)
増産品目:特殊架橋タイプ水素化ニトリルゴム「特殊架橋タイプZetpol」
完工予定:2019年9月

このエントリーをはてなブックマークに追加