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古河AS、フィリピンで自動車用ワイヤハーネスの増産

2018年5月22日

 古河電工は21日、グループ会社の古河AS(滋賀県犬上郡)が、北米市場を中心としたグローバル車向け自動車用ワイヤハーネス(以下:W/H)の新規受注を獲得し、フィリピン拠点の生産能力を増強すると発表した。

 世界の自動車生産台数が緩やかに拡大しつつある中、世界戦略車とも称されるグローバル車は、日本からの輸出だけではなく、海外での生産を前提に設計されており、カーメーカーの主力車種として、世界中で生産・販売されている。

 こうした中、W/Hビジネスは、これまでの地産地消型から労働力や品質面などを満たす最適地生産が可能となっている。

 同社は、従来の地産地消からコスト・品質を満たす最適地での生産が可能となった環境変化をとらえ、北米市場向けW/H について、メキシコ1極生産からW/H主力工場を有するアジア地区(フィリピン、ベトナム)を加えた2地域での最適地生産に体制を整えたことにより、今回の新規受注獲得に繋がったとしている。

■ 新工場概要

会社名:Furukawa Automotive Systems Lima Philippines Inc.
所在地:Phase 2A Block 2-Lot 3, Lima Technology Center, Lipa City, Batangas, Philippines,
投資額:約100億円(工場建屋・土地購入および製造設備・倉庫等)
敷地面積:約60,000㎡(拡張分)
建屋面積(生産区):約26,000㎡(拡張分)
従業員数;約3,000名(拡張分)
生産品目:自動車用ワイヤーハーネス
竣工予定:2019年2月

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