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堀場製作所、大津市にバッテリーの評価試験設備建設

2018年5月25日

 堀場製作所(京都府京都市)は22日、動車・環境プロセス計測の研究開発・生産拠点「HORIBA BIWAKO E-HARBOR」(滋賀県大津市)に電動化車両用バッテリーや燃料電池などの評価試験室を建設すると発表した。

 施設は、電動化車両用バッテリーセルやモジュール、パックなどの研究に関して、幅広い温度環境下における充放電サイクル試験や熱マネジメント耐久性評価など、バッテリーやバッテリーマネジメントシステムの研究開発及び性能、信頼性の評価試験に対応する。

 同施設をHORIBA BIWAKO E-HARBOR内にある自動車開発試験設備「E-LAB」内に新設することで、隣接する試験室でのエンジンや駆動モーターを含むパワートレイン、車両の評価と、バッテリーやバッテリーマネジメントシステムを組み合わせた充放電サイクル試験を可能にする。

 これにより、今後市場が拡大する電動化車両のバッテリー単体試験だけでなく、パワートレインや車両本体を合わせた試験など、トータルシステムの評価や解析が可能となる。

■ 設備投資概要

名称:E-LAB バッテリー 試験室(仮)
所在地:滋賀県大津市苗鹿1丁目15-1
投資額:約13億円
延床面積:約330㎡
主な構成:充放電装置、恒温槽、バッテリー温調機、HiLS/SiLS、STARS
着工予定:2018年7月
竣工予定:2019年5月
稼動予定:2019年7月

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