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東邦化学工業、中国・上海で工場増設

2018年5月31日

 東邦化学工業は29日、中国子会社の東邦化学(上海)有限公司の増設計画を発表した。

 同社は、2014年に営業を開始。日本国内から中国への輸出製品の現地生産化への切替えや中国市場の新規開拓活動を行い、トイレタリー関連、土木建築関連、繊維関連などの界面活性剤や電子情報材料関連のアクリレート製品の製造・販売、親会社向け中間体等の製造・販売をしている。

 現在の同社の販売計画によると売上高は、引き続き、界面活性剤やアクリレート製品等を中心に今後も着実な増加が見込まれ、このまま推移すると2019年末には、既存設備がフル稼働の見通しで、生産能力が不足する事が予想されていることから、今回新たな生産棟及び生産設備を増設する。

 また、現在、生産品目数の増加と販売数量の増加に伴い、製品や原材料の保管スペースが不足し、外部倉庫を利用している。今後の販売増加により、更なる保管スペースの不足が予想されており、構内保管が可能となるよう、同社工場敷地内に倉庫を新設する。

■ 新工場概要

会社名:東邦化学(上海)有限公司
所在地:中国・上海市金山区
投資額:約30億円
主要新設建屋:生産棟1棟、原材料・製品倉庫計4棟等
主要導入設備:反応設備3基及び付帯設備
生産能力:8,000t/年
着工時期:2018年内
竣工時期:2019年末
営業生産開始予定:2020年年央

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