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JXTGエネルギー、米国でENBの生産能力増強

2018年6月4日

 JXTGエネルギーと三洋化成工業は5月30日、米国のENBの生産能力を年間4万トンから4万6千トンに15%増強すると発表した。

 ENBは、自動車の窓枠やラジエターホースなどに使用される合成ゴム(EPDM)の製造に欠かせない成分であり、世界的な自動車生産の増加に伴い、ENBの需要も堅調に拡大している。

 JXTGエネルギーと三洋化成工業は、現在日本に1系列、米国に2系列の製造拠点を有する世界最大のENBメーカー(JXTGエネルギー調べ)であり、北米・欧州・アジアのタンクターミナルから成る供給ネットワークを通じて、事業展開している。

 今回の増強により、2020年の生産能力は、日米合計で年間6万8千トンとなる予定。また、2020年以降拡大が見込まれるENB需要に対応するため、さらなる能力増強の検討を進めるとしている。

■ 設備投資概要

所在地:米国・テキサス州ヒューストン
製造品目:ENB
生産能力:6千トン増強/年
稼働開始予定:2020年

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