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三洋化成工業、韓国で潤滑油添加剤の増産

2018年6月11日

 界面活性剤・高吸水性樹脂など製造する三洋化成工業(京都府京都市)は7日、今年7月に韓国で新会社を設立し、グループ会社の韓国サンノプコ敷地内に製造設備を新設すると発表した。

 自動車業界では、二酸化炭素排出量の削減を目的に省燃費ニーズが高まっている。潤滑油添加剤「アクルーブ」は、自動変速機用潤滑油(ATF)向けや無段変速機用潤滑油(CVTF)向けの需要増に加え、燃費向上効果が注目されて消費量がより多いエンジンオイル向けでも需要が拡大している。

 同社グループでは、この需要増に対応するとともに、BCPの観点からも、グローバルな生産体制の強化と生産拠点の複数化を進めている。

 今回の設備投資により、日本、米国、中国に次ぐ4カ国目の生産拠点となり、総生産能力は年間7万トンとなる予定。

■ 設備投資概要

会社名:Sanyo Chemical Manufacturing Korea, Ltd.
所在地:韓国・忠清北道陰城郡(韓国サンノプコ 敷地内)
事業内容:潤滑油添加剤「アクルーブ」の製造
生産能力:1.1万トン/年
稼働開始予定:2019年12月

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