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両備ホールディングス、ミャンマー最大級の新倉庫

2018年6月25日

 両備ホールディングス(岡山県岡山市)はこのほど、ミャンマーの子会社が新倉庫を建設し、6月12日より稼働を開始したと発表した。

 新倉庫は、約5万㎡の敷地に4温度帯(冷凍・冷蔵・定温・常温)に対応した延床面積3万6千㎡のミャンマー国内最大級の倉庫となる。

 また、温湿度管理と防塵・防虫・防鼠対策を施し、厳密な温度管理が必要な食料品・医薬品だけでなく防塵・防湿対策が必要な精密機器・精密部品・高級消費材をはじめ幅広い貨物に対応する。

 加えて、CO2排出を抑え環境に適合した最新型の冷凍設備(NH3+CO2冷媒)を導入しており、同機材はミャンマーにおいては導入第一号で日本国内においても、最高レベルの効率を上げる冷凍システムで、電力供給の安定しないミャンマーで停電対策として48時間のバックアップ電源を備えている。

 また、倉庫オペレーションは倉庫マネジメントシステム(WMS)と運送管理システム(TMS)を統合した同社独自のサプライチェーンマネジメントシステムを導入し、ハード・ソフト両面で高機能・高品質の物流サービス提供を行う。今後は、保税倉庫の機能に加え、取扱商品に合わせた国際品質規格の認証も受ける予定。

■ 新倉庫概要

会社名:RYOBI MYANMAR DISTRIBUTION SERVICE Co., LTD
所在地:Lot No. B-9, Zone A, Thilawa Special Economic Zone,Yangon, the Republic of the Union of Myanmar
投資額:30億円
敷地面積:50,106㎡
延床面積:36,695㎡
常温倉庫:14,098㎡
定温倉庫:1,160㎡(2室)
冷蔵倉庫:1,523㎡(3室)
冷凍倉庫:1,901㎡(3室)
文書保管:534㎡
チャンバー、パスウェイ853㎡
事務所他:事務所1,485㎡(8室、共用部含む)
車両バース:40箇所(1階20箇所、2階20箇所)
顧客対象業種等:食品(食品原料・加工食品)、精密機器、設備機械、及び機密文書
着工:2017年2月
竣工:2018年6月

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