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三井化学、市原工場に新プラント建設

2018年8月27日

 三井化学(東京都港区)は24日、炭化水素系合成油「ルーカント」の需要拡大に対応する為、市原工場内に新プラントを建設すると発表した。

 「ルーカント」は、粘度の温度依存性が小さく、剪断安定性・熱化学的安定性に優れていることから、主に潤滑油の粘度調整剤として自動車ドライブラインのギア油、工業用潤滑油やグリースを含む高水準での品質が求められる用途に採用されており、自動車メーカーや潤滑油メーカーに認証されている。

 今回、世界的な低環境負荷(省燃費、長寿命)ニーズの拡大のもと潤滑油産業向けの販売が拡大しており、製品の安定供給を図るため、生産能力を増強することとした。

■ 増設概要

所在地:千葉県市原市千種海岸3(市原工場)
増産品目:炭化水素系合成油「ルーカント」
生産能力:20,000トン/年
営業運転開始予定:2021年2月

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