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鴻池運輸、大阪木津卸売市場に食品加工工場

2018年9月11日

 鴻池運輸(大阪市中央区)は10日、大阪木津市場(株)が運営する大阪木津卸売市場内に和食の高級食材の加工場を建設すると発表した。

 近年、和食の世界的な認知と注目度の向上、日本政府による和食文化の海外ブランド戦略推進気運の高まりを背景に、和食食材の鮮度・品質を維持した安全・安心な輸出への注目が集まっている。

 同社は、定温物流サービス技術向上の為、冷凍技術に関する研究を重ね、特に水産魚介類の鮮度保持について実証実験を行ってきた。

 今回、様々な食材の加工工程(切る・煮る・焼く・蒸すなど)と新たな高度急速冷凍加工を組み合わせた高級和食食材の輸出ビジネスの事業化を計画し、プラットフォーム拠点となる加工場を木津市場内に建設する。

 同加工場は幅広い調理方法を実装し、多品種の加工食品製造を実現。顧客の細かい要望にワンストップで応える「多機能型OEM食品加工場」となる。

 製造した加工食品は、主に海外のコンセプトレストランや飲食店などへの輸出を行う予定。さらに今後数年以内に、世界基準の衛生管理システム「HACCP」の認証取得も計画している。

■ 新工場概要

所在地:大阪府大阪市浪速区敷津東2-2-8(大阪木津卸売市場)
投資額:約6億円
事業内容:和食の高級食材の加工
着工予定:2018年9月
竣工予定:2019年3月
操業開始予定:2019年4月

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