アステラス製薬、国内2拠点・米国1拠点に290億円投資

2018年11月5日

 アステラス製薬(東京都中央区)はこのほど、富山市にバイオ原薬棟、つくば市にマルチ治験薬棟、米・マサチューセッツ州に新拠点を建設すると発表した。

 アステラス ファーマ テックの富山技術センター内に建設する「バイオ原薬棟(仮称)」は、日本、米国、欧州向けの治験用や商業用抗体の製造が可能で、細胞医療などの他のモダリティにも対応できる設備となっている。

 バイオ原薬棟の建設により、治験用や商業用バイオ原薬の製造能力が大幅に増強され、今後の状況変化にも柔軟に対応できるグローバル供給体制が整う。

 つくばバイオ研究センター内に建設する「マルチ治験薬棟(仮称)」は、日本、米国、欧州向けの遺伝子治療や細胞医療の開発を目的とした臨床初期治験薬(第 I 相試験~第 II 相試験)を製造するための設備。複数のモダリティの開発プログラムの進展状況に応じた柔軟かつタイムリーな治験薬の供給が可能となることから、開発から上市までの期間短縮が期待できる。

 米国子会社で再生医療や細胞医療の研究開発拠点であるアステラス インスティチュート フォー リジェネレイティブ メディシン(以下:AIRM)は、現在本社を置く米国マサチューセッツ州内の新たな施設に移転するとともに、同施設のリノベーションを行う予定。

 今回の施設の移転とリノベーションによって、再生・細胞医療分野における研究開発のスピードアップを図るだけでなく、製造設備を増強することで円滑な治験薬の供給が可能となる。また、同施設は今後の開発の進展を見据え、商業用生産にも対応できる設計となっている。

■ 設備投資概要

◇ バイオ原薬棟(仮称)
所在地:富山県富山市興人町2番178(アステラスファーマテック(株)富山技術センター内)
投資額:約100億円
延床面積:約8,000㎡
構造:地上4階建て
着工予定:2018年11月
完成予定:2019年9月中

◇ マルチ治験薬棟(仮称)
所在地:茨城県つくば市東光台5-2-3(アステラス製薬(株)つくばバイオ研究センター内)
投資額:約50億円
延床面積:約1,800㎡
構造:地上2階建て
着工予定:2018年9月
完成予定:2019年3月中

◇ AIRMの移転とリノベーション
移転先:米国マサチューセッツ州ウエストボロ テクノロジードライブ9
投資額:約140億円
延床面積:約24,000㎡
構造:地上2階建て
着工予定:2018年9月
完成予定:2020年1月中

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