日機装、宮崎に新工場/国内生産拠点の再編
2019年6月17日
日機装はこのほど、宮崎工場に新工場を建設し、国内生産拠点を再編すると発表した。
今回、東村山製作所から、キャンドモータポンプやクライオジェニックポンプ等の製造を行うインダストリアル工場を宮崎工場へ移転する。投資額は約95億円。
東村山製作所は、竣工から60年近く経過し、設備の老朽化や外部環境の変化により生産効率改善や生産能力拡大が困難であることから宮崎工場への移転を決定した。
インダストリアル工場移転後、東村山製作所は、研究・技術開発拠点等への活用を検討しており、最終的な再編完了時期は2022年末を予定している。
また、技術開発研究所(静岡)を東村山製作所へ移転する。技術開発研究所の移転後、静岡拠点は、メディカル事業の物流拠点、テクニカルサポート・トレーニングセンター等への活用を検討しており、最終的な再編完了時期は2022年末を予定している。
加えて、航空宇宙事業の生産工場を東村山製作所および技術開発研究所(静岡)から宮崎工場へ移転する。この移転により、航空宇宙事業の国内拠点は、金沢と宮崎に集約される。
■ 設備投資概要
所在地:宮崎県宮崎市高岡町高浜 宮崎ハイテク工業団地
投資額:約95億円(インダストリアル工場建設。うち、クライオジェニックポンプ試験設備:約55億円)
敷地面積:約24,000㎡
延床面積:約12,000㎡
採用計画:2021年までに100名程度
完成予定:2020年末(クライオジェニックポンプ試験設備建設完了)
:2020年末(インダストリアル工場建設完了)
ポンプ生産移管完了予定:2021年