自動車用防音材を製造するイイダ産業（愛知県稲沢市）は、秋田県横手市の横手第二工業団地に新工場を建設する。3日、秋田市のルポールみずほで立地協定を締結した。

　投資額は約4億円。敷地面積は約8,925㎡。建物面積は約2,700㎡。2019年9月の着工、2020年7月の操業開始を予定している。

　今回、受注増が見込まれる防音材部品の増産体制を整えるため、現地法人であるオロテックス秋田を設立し、新工場を建設する。

　イイダ産業は自動車用防音材、補強材、制振材をはじめとした、工業用ゴム・樹脂製品の開発から製造を行っており、国内全自動車メーカーや海外大手自動車メーカーとの取引を行っている。事業所は愛知県稲沢市に4工場、テクニカルセンターを保有している。従業員数は340名（2019年6月末）。売上高は81億円（2018年4月期実績）。