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大和ハウス工業、千葉県流山市に同社最大規模の物流施設

2019年9月5日

 大和ハウス工業は2日、計4棟のマルチテナント型物流施設からなる「DPL流山プロジェクト」の3棟目となる「DPL流山Ⅳ」を着工したと発表した。

 施設は、同社最大の延床面積を誇り、働き方改革の支援として、テナント企業の従業員専用の保育施設やコンビニエンスストアを完備するとともに、免震システムや非常用自家発電機を設置するなど、BCPにも対応した防災配慮設計を施している。

 また、(株)ママスクエアが物流業界の人手不足を解消するため、「DPL流山プロジェクト」4棟それぞれに保育施設を併設する。さらに、同保育施設に子どもを預けた方が複数のテナント企業で働ける、新たな働き方である「マルチ派遣」を業界で初めて導入する。あわせて、大和ハウスグループとママスクエアが連携し、「DPL流山プロジェクト」で働く方の住まいについても情報提供し、入居時の諸経費を優遇する。

 立地面では、常磐自動車道「流山インターチェンジ」から約2.5kmと近接し、首都圏から広域には東日本全域までアクセスできる場所に位置しており、首都圏向け物流の集約拠点としてだけでなく、世界中からの輸出入の基地となる、グローバルSCMに対応可能な施設として利用できる。

■ 物流施設概要

名称:「DPL流山Ⅳ」
所在地:千葉県流山市平方字上谷383-2他
敷地面積:135,592.56㎡(41,016坪)
延床面積:322,226.33㎡(97,473坪)
賃貸面積:260,824.91㎡(78,899坪)(1区画の面積約6,000㎡~)
構造:PCaPC造一部S造(プレキャスト・プレストレストコンクリート造一部鉄骨造)、地上5階建て(1階~4階倉庫、5階保育施設等)
建物用途:マルチテナント型物流センター
建築主:(株)流山市平方地区共同開発
総合計画:大和ハウス工業(株)
設計:(株)フクダ・アンド・パートナーズ
施工:西松建設(株)
着工:2019年9月2日
竣工予定:2021年10月31日
稼働開始:2021年11月1日

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