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九州エア・ウォーター、北九州市に総合充填工場建設

2020年4月27日

 エア・ウォーターは24日、グループ会社の九州エア・ウォーターが北九州工場敷地内に高効率小型液化酸素・窒素製造装置「VSU」を建設するとともに、総合充填工場を建設すると発表した。

 今回、更なる安定供給と今後の事業拡大を見据え、全国で20号機目となる「VSU」プラントを建設するとともに、現在、日本製鉄 八幡製鉄所[小倉地区]の構内にある九州エア・ウォーターのシリンダーガス充填工場の機能を移転・拡充する形で、新たな充填工場を建設する。

 新充填工場では、最新鋭の充填設備を導入することで充填ロスの削減を図るとともに、九州エア・ウォーター熊本工場のヘリウム充填設備や容器検査設備を移転集約することで、シリンダーガスの総合充填工場として効率的な運営を図る。

 また、同敷地内には、「VSU」プラントと総合充填工場のほか、タンクローリー基地や営業所など産業ガス事業にかかわる機能を集約し、北九州エリアにおける総合ガス事業所としての拠点整備を行う。

■ 新工場概要

名称 :九州エア・ウォーター(株) 北九州工場
所在地:福岡県北九州市若松区向洋町10番地
設備概要:充填設備(酸素・窒素・アルゴン・炭酸ガス・ヘリウム・混合ガス)
    :容器再検査設備(一般容器、ローリー)
運転開始予定:2021年5月

◇ VSUプラント
名称:北九州液酸(株) (VSU20号機)
所在地:福岡県北九州市若松区向洋町10番地
製造能力:液化酸素600N㎥/h、液化窒素1,400N㎥/h
運転開始予定:2021年5月

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