コマツ、富山県氷見市にシールリング新工場建設
コマツは15日、富山県氷見市の氷見第二工場敷地内にシールリング工場を建設すると発表した。
今回、氷見工場の素形材技術開発強化やグローバルの素形材マザー工場活動の一環として、現在稼働中の築60年を経過したシールリング工場の機能を新工場へ移すことにより、品質、生産性、環境の大幅な向上を目指す。
シールリングは、建設機械のキーコンポーネントである終減速装置などの足回りコンポーネントにおいて、内部の潤滑油の漏れ防止のために使用されている精密部品。
コマツは建設機械の品質を左右するキーコンポーネントの開発・生産の自前化を強みとしており、高性能なシールリングの生産によるキーコンポーネントの耐久性、信頼性向上により、更なるバリューチェーンビジネスの拡大を図る。
また、コマツNTCと共同開発した高精度高能率設備やAI技術を活用した自動検査の導入など、コマツグループのシナジー効果により大幅な省人化と生産性向上を図り、さらに省エネ設備導入や建屋の気密性向上によるCO2発生量半減などの環境改善に取り組む。
■ 新工場概要
所在地:富山県氷見市下田子1-3(氷見第二工場敷地内)
投資額:約37億円
総床面積:8,230㎡
生産品目:建設機械コンポーネント用シールリング
竣工予定:2021年5月
量産開始予定:2021年11月
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