工場・物流施設を中心とした設備投資情報を配信

武州製薬、美里工場に大型冷蔵倉庫建設

2020年8月19日

 医薬品の受託製造を行う武州製薬(埼玉県川越市)はこのほど、美里工場に「美里コールドチェーンセンター(大型冷蔵倉庫棟)」を建設し、稼働を開始すると発表した。

 施設は3,900㎡の冷蔵倉庫棟で、冷蔵保管管理が必要な無菌薬製剤やバイオ製剤の保管倉庫として使用される。

 現在、日本国内の販売を目的とした医薬品には100%目視検査が必要で、無菌製品や生物学的製品では特に時間がかかり高い検査技術を必要とする。武州製薬では、プレフィルドシリンジ、液剤バイアル、凍結乾燥バイアルの検査工程を改善し、無菌医薬品の検査体制を確立している。

 またプレフィルドシリンジを含む8つの包装ラインを構築し、無菌充填ラインを強化するために注射用水設備を更新する。更に長期的なITマスタープランの一環として、生産自動化システムと分析情報管理システム(LIMS)をアップグレードしている。

■ 物流施設概要

所在地:埼玉県児玉郡美里町広木950番地(美里工場)
倉庫面積:3,900㎡
事業内容:無菌薬製剤やバイオ製剤の保管
稼働開始予定:2020年9月

このエントリーをはてなブックマークに追加