工場・物流施設を中心とした設備投資情報を配信

セーラー万年筆、広島工場敷地内に新工場棟

2021年3月8日

 セーラー万年筆は5日、広島県呉市の広島工場敷地内に新工場棟を建設すると発表した。

 現在の文具事業部広島工場の工場棟については、竣工から70年以上経過した建物もあり老朽化が進んでいる。また、2018年7月に発生した西日本豪雨時に広範囲にわたり浸水し、操業が3週間停止していた。

 このような状況から、自然災害に対する防災、従業員の働く環境の改善、生産性の向上、研究開発の強化を目的として、敷地内に分散している17棟のうち、12棟を集約した新たな工場棟を建設する。

 資金は、2020年に発行した第三者割当による第1回無担保転換社債型新株予約権付社債の資金などをもとにする。また、文具事業部「天応工場」の呼称は今後「広島工場」とする。

■ 新工場概要

所在地:広島県呉市天応西条2-1-63(現広島工場敷地内)
投資額:約16.8億円
延床面積:約4,800㎡
構造:鉄骨造地上2階建て
着工予定:2021年11月
竣工予定:2022年7月

このエントリーをはてなブックマークに追加