コマツ、南アフリカの新リマン工場が完成
コマツは15日、コマツアフリカホールディングス本社キャンパスに建設を進めていた新リマン工場が完成したと発表した。
リマンとは、キーコンポーネントを自社開発・生産するコマツの強みを生かし、定期交換で回収したエンジン・トランスミッションなどのコンポーネントを、分解、洗浄、部品交換、再組立、塗装、出荷検査などいくつもの工程を経て、新品コンポーネントと同等の品質・性能によみがえらせ、再生コンポーネントとして提供する循環型ビジネス。
新工場は、南部アフリカ地域で高品質な再生コンポーネントを効率的に供給することを目指し、回収した再生前コンポーネント(コア)の受け入れから洗浄、分解検査、組立、出荷を効率的に流せるようレイアウトしており、汚れが付着したコアを扱う洗浄、分解検査エリアと、洗浄後のコアを扱う組立エリアを明確に区分することで、高品質な再生コンポーネントの生産を実現する。
また、将来的な需要変動や取扱い機種の増加を考慮し、工場配置や工場内レイアウトに高い拡張性を確保している。
2016年より建設を開始したコマツアフリカホールディングス本社キャンパスは、今回の新リマン工場の建設により全施設が完成となり、南部アフリカ地域のセントラルハブとして、同地域の顧客へのサポート体制の強化を図る。
■ 新工場概要
所在地:17 Brickfield Road, Sunnyrock Ext 11, Germiston, P.O.Box196, Isando, 1600, South Africa(コマツアフリカホールディングス本社キャンパス内)
投資額:約22億円
敷地面積:約11,00㎡
建屋面積:8,700㎡
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