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シチズンマシナリー、タイ工場の生産能力増強

2021年10月22日

 シチズンマシナリーは18日、タイ子会社で工作機械事業を行うシチズンマシナリーアジアが生産能力を従来比5割増に増強するほか、ショールーム棟を建設すると発表した。

 工作機械業界は、米中貿易摩擦の激化や、新型コロナウイルス感染拡大による世界的な経済活動の停滞などを受け低迷が続いていたが、昨年の夏頃から海外市場を中心に受注が回復している。

 同社も足元では過去最高レベルの受注を獲得しており、各工場とも高水準の生産が続いている。好受注への対応とともに、今後の更なる事業拡大に向けて安定供給体制の構築を目指し、タイ工場の生産能力拡大を決定した。

 また、工場の増床に加え、販売サービス機能を拡充するため、ショールーム棟も建設。13台の機械を展示し、テストカットも可能なほか、NCスクールを行うトレーニングルームなどを設置する。エンジニアも2名増員させ13名体制となり、アセアン・南アジア地域の拡販を目指す。

 これらの増床に伴って、タイ工場全体をより効率的なレイアウトに変更し、5割増の生産能力となる月産350台体制へと増強する。

■ 新工場概要

会社名:CITIZEN MACHINERY ASIA CO., LTD.
所在地:199, Mu 1, Phahon Yothin Road, Sanap Tuep Sub-district, Wang Noi District, Phra Nakhon Si Ayutthaya Province 13170,Thailand
増床面積:4,275㎡
延床面積:4,475㎡ (増床後の総延床面積:27,488㎡)
生産能力:350台/月(5割増)
着工:2021年12月
竣工:2022年11月

◇ ショールーム棟
建物面積:1,000㎡
延床面積:1,848㎡
着工:2021年5月
竣工:2021年12月

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