サッポロビール、仙台工場に36億円投資
サッポロビールは22日、RTD(栓を開けてそのまま飲める低アルコール飲料)の製造設備を仙台工場内に新設すると発表した。
RTDの市場は13年連続成長を遂げており、直近では5年連続で2桁成長となっている。様々な時代や社会的背景により多様化が進行していることや、コロナ禍における「おうち時間」充実の意識の高まりにより幅広い飲用シーンで登場するお酒となったことが、市場伸長の主な要因に挙げられている。
これまで同社のRTDは、静岡工場にある自社製造設備の他、外部の製造機能を活用して商品供給を行ってきた。
今回、自社生産能力の増強だけでなく、新たな開発商品への対応や需給の柔軟性を高めることを目的に、約36億円を投じて自社製造設備を新設する。RTD自社生産能力は約2倍となる。
今後、サッポロビール仙台工場は2022年12月でビール類の製造を停止する。2023年10月からはサッポロビールのRTD製造とポッカサッポロフード&ビバレッジ社カップ入りスープ製造のハイブリッド工場となる。
■ 設備投資概要
所在地:宮城県名取市手倉田八幡310-1(仙台工場)
投資額:約36億円
製造商品:「サッポロ 濃いめのレモンサワー」「サッポロ 男梅サワー」等のRTD主要商品
稼働開始予定:2023年10月
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