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日本ノズル、神戸市に新工場建設

2021年12月27日

 中村超硬は24日、子会社で化学繊維の紡糸ノズルを製造する日本ノズルが新工場の建設と大型メルトブローンノズル・ダイ製造設備を増強すると発表した。

 日本ノズルは、新型コロナウイルス感染拡大の影響による世界的なマスク需要の高まりから、不織布製造装置や不織布関連ノズル等の売上が大きく伸長し、業績は好調に推移している。

 日本ノズルとしては、新型コロナウイルス感染拡大よるマスク需要の高まりについては落ち着くと見ているが、不織布市場については、特に医療用ガウンやおむつなどの衛生用品での需要が高く、世界的にも長期的な成長が見込まれていることから、同不織布関連事業を今後の成長戦略の柱の一つと考えている。

 しかし、衛生用品で一般的に使用される大型不織布用ノズル等の製造設備を保有しておらず、これまで大型不織布市場への参入はできていなかったことから、同設備が必要であると判断し、今回の設備投資を決定した。

 今回の投資は、経済産業省の「サプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助金(2次公募)」の対象事業に採択されている。

■ 新工場概要

所在地:兵庫県神戸市西区室谷2丁目1番1号(日本ノズル(株)工場敷地内)
投資予定額:約21億円(税込約23億円)
資金計画(予定):サプライチェーン補助金/約11.5億円
        :借入金/約8億円
        :自己資金/約3.5億円
設備投資内容:新工場・事務所棟の建設及び大型メルトブローンノズル・ダイ製造設備及び付帯設備の設置
操業開始予定:2023年4月

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