クラレ、倉敷事業所で光学用ポバールフィルムの増産
2022年5月10日
クラレは9日、倉敷事業所で液晶ディスプレイ(LCD)の基幹部材である偏光フィルムのベースとなる光学用ポバールフィルムの生産設備を増設すると発表した。
LCD市場はテレビサイズの大型化の進展により、LCDパネルの面積は今後もさらなる拡大が見込まれている。
このような市場環境で、LCDの基幹部材である偏光フィルムのベースとして、光学用ポバールフィルムの需要は拡大基調にあることから、市場への安定供給を維持するため、生産設備の増設が必要と判断した。
今回増設する新系列は、大型偏光フィルムの生産効率向上に貢献する広幅タイプのフィルムの生産が可能な設備となる。増設により、現状の年産2億6,400万㎡は同2億9,600万㎡に拡大する。
■ 設備投資概要
所在地:岡山県倉敷市玉島乙島7471(倉敷事業所)
製造品目:光学用ポバールフィルム
生産能力:3,200万㎡/年
稼働開始予定:2024年央
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